わしの作品を『ゴー宣』も『おぼっちゃまくん』も
『東大一直線』も『東大快進撃』も『厳格に訊け』も
『最終フェイス』も『戦争論』も『卑怯者の島』も
『大東亜論』も『よしりん辻説法』も、全部読んでる
人間なんかいない。
あえて言うなら、秘書みなぼんとトッキーは読んでる
かもしれない。
『ゴー宣』とて、初期から今までの作品全部を読んでる
者なんかいない。
雑誌の連載を読んでる人、単行本だけ読んでる人、
途中で読まなくなったり、また読み始めたり、とびとび
読んでる人、いろんな読者がいる。
だからこそ『差別論』から始まる選集的なSpecial本も
成り立つのである。
今からも韓国論や女性論や建国論や、いろんなジャンル
で一冊にまとめた本は制作するだろう。
連載で全部読んだ読者は少ないのだから、ワンテーマ本
は作らねばならない。
わしの全作品を読んでる者はいない。
こんなことは常識なのだが、中には超愛読者がいて、
秘書みなぼんやトッキー並みに、ほとんど読んでる
人もいる。
超愛読者はありがたい存在なのだが、あきれたことに、
アンチの連中こそが、それに匹敵するほど、読んでいる
のだ。
あれは何なの?そこまでの愛読者で、なんでわしの評判
を下げようと必死なの?
デマまでねつ造して、わしの評判を下げたい、わしが
悪人だと言い続けたいという情熱はどこから出てくるの?
わしは決して善人ではない!聖人君子ではない!
むしろ悪人だ!
これは今まで何度となく力説してきたのだが、それでも
信じてくれないの?
信じて欲しい。
わしは決して善人ではない!聖人君子ではない!
むしろ悪人だ!
なんでこんなに小林よしのりにはアンチが多いのか、
誰か分析してくれないものかな?
結局わしの虜になっているというのは分かるのだ。
わしから離脱できない、わしを無視することができ
ない、わしに夢中である、わしなしの人生は考え
られない、そういう心理だというのは分かる。
小林よしのりのアンチが、生きがいになっているの
だろう。
しかし、人間って不思議だ。こんな奇妙な連中も
生まれてしまうのだ。
仏教を信じるわしとしては「執着」がほとんどない
ので、わしに「執着」している者の心理がよく分から
ない。
アンチの心理ってのは学術的に分析されているのだ
ろうか?
そんな本があったら読んでみたい。